陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.40 満開のシャクナゲ
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高陽社の月間コーヨーライフ2023年七月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。

満開のシャクナゲ

ある94歳の女性患者さんが、元気になってから3株の君子蘭をくださいました。毎年、美しいオレンジ色の花が咲きます。君子蘭の根元からは「子供」が生まれ、何株も増えました。欲しい人には、この株を分けて差し上げています。元気な君子蘭の通り、この患者さんは今年100歳を超えました。

また、去年の私の誕生日には、札幌在住の難病の患者さんから、珍しい白いポインセチアを頂きました。しかし、だんだん葉が枯れ、1月には枝だけが残りました。この後、丁寧に水をやっていると、また枝から芽が出て、今は緑色の葉がたくさん付いています。患者さんも、2月頃から体の痛みで目が覚めることがなくなり、だんだん元気が戻り、先日、北大病院の回診の先生が「すごい事がおきた」と言うほど、良くなりました。
このように、植物と、持って来る方の健康状態の一致はよくある事で、本当に不思議で仕方がないです。

もう一つ、おもしろい話をします。

5月初旬のこと、20年近く診療院に置いている盆栽のシャクナゲが、今年は例年より早く咲きました。

生長点培養というクローン技術で育てた苗から大きくなったシャクナゲです。毎年、美しい花が咲き、今年は特に綺麗で、患者さんの褒め言葉を浴びました。一つの枝の先端に蕾が2から3個。真っ赤な蕾から、ピンクの花が咲き、満開になると真っ白になります。花はボリューム感満載で、誰が見てもびっくりするほどです。花びらに触ると、しっかりした硬さがあり、その丈夫さに驚きます。

今までで、一番綺麗に咲いたシャクナゲ、もちろん苗が強いこともありますが、診療院の環境もあると思っています。実は診療院は24時間自然の虫や鳥の声を流しています。そして、DENBAヘルスを使っています。これらが空気の振動をまるで自然に近い状態にしてくれているのではないでしょうか。今年のシャクナゲは診療院の環境の良さを再確認させてくれました。
2023-07-04