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日本から教えられた中国の歴史
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中国で大学まで勉強した中国の歴史は、中国共産党は「2000年の中国半封建*・半植民社会」から解放され、1949年新中国「社会主義」が誕生しました。

そのままの概念で、30年前、資本主義の日本に来て、中国で勉強した資本主義社会は日本の現実社会と、なかなか合わないことは今でもそう思っていました。

しかし、最近王東岳教授のビデオを見て、中国の封建社会の説は、日本の西洋歴史を通訳する時、氏族部族連合、封建社会、資本社会の流れがあり、「封建社会」の名称を日本に留学生(郭沐若など)からの「乱用」で、中国の歴史を「封建・半封建・半植民社会」と命名して、一つ大きな歴史学上のミスを作りました。

周朝八百年は封建社会(「尚書」に記載あり)であり、秦の始皇帝は中国統一(紀元前221年)して、中国の封建社会を結束し、郡県制になりました。封建を破り、中央政府から地方に司令官を派遣し、中央集権制度を立ち上がり、帝国専制君主政制と言います。近代の辛亥革命まで、ほぼ変わらないです。

近代西洋文化を東洋に紹介して、沢山の日本語(新しい漢字の単語)が生まれ、留日の中国留学生から中国に逆輸入して、今の中国語になりました。しかし、封建の単語は、「尚書」に初めて登場し、封邦建国の略で、概念ははっきりしたけど、なぜそのような間違いがあるのは、やっと最近王東岳教授から指摘され、不思議でした。

*封建社会: 古代の氏族・奴隷制社会と近代社会との中間に存し、領主制度(封邦)をその基底とする社会(建制、建国)。
2023-03-01