陶氏診療院

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ADE*とワクチン
カテゴリー 日本
中国の「ゼロコロナ」対策の解除後、各地に大規模の感染爆発が起き、多いところでは、なんと80%になり、普通の感染症の第一波は30%前後と、大きな桁違いになりました。

原因は今後分析したら、結論が出るけど、考えられるのは抗体依存性感染増強(ADE)でしょう。

以前の例を見ると、デングウイルスには4つの血清型があります。再感染時に以前と異なる型に感染すると、ADEが生じ、重症化してしまい、フィリピンではフランスSanofi Pasteur社のデング熱ワクチン接種後に死亡する事故が発生し、公的接種が中止された原因はADEとみられています。

新たな変異株が出現した場合には、ワクチンの接種者でADEを含めた疾患増強が生じるか十分可能です。特に早期のワクチンと三年後変異株になった感染力強いオミクロンに、そのADE発生することは、中国の今回の爆発的患者が増えることは、説明ができます。病院に勤めた同級生の話によると、理由があって、ワクチンができない方は、今回の感染率が低い、感染しても症状は軽いという傾向から見ると、今後ADEとワクチンの研究が進むでしょう。

感染症の予防は自己免疫力の強化が大事です。冬の早寝遅起き、できれば過午不食、しっかり主食を確保することは大事です。良質の睡眠は免疫力の基本で、寝る前に感謝と愛を唱え、いい睡眠を取りましょう。

*抗体依存性感染増強(Antibody-Dependent Enhancement:ADE)とは、ウイルスなどから体を守るはずの抗体が、免疫細胞などへのウイルスの感染を促進。その後、ウイルスに感染した免疫細胞が暴走し、症状を悪化させてしまう現象を指す。ワクチン接種やウイルス感染で中和活性の無い抗体が誘導されると、抗体のFc領域がヒト細胞上のFc受容体に結合し、ウイルスを積極的に取り込んでしまうと考えられている。その他に、Fc受容体非依存性のADE機構も解明されつつある。
2023-01-04