▼バックナンバー
2024-11-04
財界さっぽろ:予防医学最先端
2024-11-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.56 痛みの陰陽
2024-10-08
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.55 経営と認識の次元
2024-09-04
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.54 平均寿命と成功者の望み
2024-08-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.53 否定の言葉 肯定の言葉
2024-07-15
陶恵栄陶氏診療院院長が「デ・アウネさっぽろ」で特別講演
2024-07-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.52 植物の感情
2024-06-05
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.51 流水不腐 戸枢不蠹
2024-05-17
中国医学経絡理論と漢方医学に基づいた 独立開業を目指すスクール
2024-05-03
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.50 健康な日光浴の陰陽
2024-04-03
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.49 健康の加減
2024-03-15
治未病
2024-03-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.48 風邪と健康
2024-02-09
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.47 健康診断は何を診断するか
過去ブログはこちらから
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.31 家事と長寿
カテゴリー
高陽社の月間コーヨーライフ2022年十月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
家事と長寿
「家事をする人は健康寿命が延びる」。この研究結果が、アメリカのニューヨーク州立大学などの研究により、アメリカ老年医学会誌に発表されました。63〜99歳の6千人あまりの対象者のうち、白人アフリカ系、ヒスパニック系アメリカ人女性が30分軽度の家事(服をたたむ、掃除をするなど)をした場合、死亡率が12%下がりました。
もちろん男性にも効果があります。オランダのロッテルダム大学医学センターの研究によると、家事をする女性は3年、家事をする男性は1年、長寿になります。特に園芸をする男性は2.7年長生きするそうです。
中国人民解放軍総医院と中国科学技術大学の共同研究では、35〜78歳の1.3万人の都市生活をする男性を、関連要因もふまえながら調査しました。その結果、家事を毎日2時間以上する男性は、家事をしない男性より、糖尿病リスクが40%軽減することがわかりました。さらに体重、ウエスト、コレステロール値改善にも有効でした。家事の時間が2時間以内でも、糖尿病リスクは20%軽減しました。
これら各国の研究が示すのは、家事をすることは、費用対効果の面でみても、最高の「運動」だという事です。高齢者にとっては、ジョギングや登山などよりも適切でしょう。食べ過ぎの現代社会においては、骨格筋を収縮すること、基礎代謝を上げてエネルギー消費する活動は、健康と長寿に有益です。
さらに、洗濯や料理などの活動は、認知症の予防にも良いと言われます。犬と散歩、買い物するだけでも死亡リスクが下がります。家の掃除は心を安らかにし、1日のストレスやプレッシャーを解放。ドーパミン、ノルエピネフリン分泌が増えることで、幸福度が上がります。衣類や本棚の整理により、上肢筋肉が鍛えられ、清潔快適な住まい環境で心身ともリラックスができます。
家族と分担して家事を楽しくこなすことは、円満な家庭づくりはもちろん、健康生活の秘訣ではないでしょうか。
家事と長寿
「家事をする人は健康寿命が延びる」。この研究結果が、アメリカのニューヨーク州立大学などの研究により、アメリカ老年医学会誌に発表されました。63〜99歳の6千人あまりの対象者のうち、白人アフリカ系、ヒスパニック系アメリカ人女性が30分軽度の家事(服をたたむ、掃除をするなど)をした場合、死亡率が12%下がりました。
もちろん男性にも効果があります。オランダのロッテルダム大学医学センターの研究によると、家事をする女性は3年、家事をする男性は1年、長寿になります。特に園芸をする男性は2.7年長生きするそうです。
中国人民解放軍総医院と中国科学技術大学の共同研究では、35〜78歳の1.3万人の都市生活をする男性を、関連要因もふまえながら調査しました。その結果、家事を毎日2時間以上する男性は、家事をしない男性より、糖尿病リスクが40%軽減することがわかりました。さらに体重、ウエスト、コレステロール値改善にも有効でした。家事の時間が2時間以内でも、糖尿病リスクは20%軽減しました。
これら各国の研究が示すのは、家事をすることは、費用対効果の面でみても、最高の「運動」だという事です。高齢者にとっては、ジョギングや登山などよりも適切でしょう。食べ過ぎの現代社会においては、骨格筋を収縮すること、基礎代謝を上げてエネルギー消費する活動は、健康と長寿に有益です。
さらに、洗濯や料理などの活動は、認知症の予防にも良いと言われます。犬と散歩、買い物するだけでも死亡リスクが下がります。家の掃除は心を安らかにし、1日のストレスやプレッシャーを解放。ドーパミン、ノルエピネフリン分泌が増えることで、幸福度が上がります。衣類や本棚の整理により、上肢筋肉が鍛えられ、清潔快適な住まい環境で心身ともリラックスができます。
家族と分担して家事を楽しくこなすことは、円満な家庭づくりはもちろん、健康生活の秘訣ではないでしょうか。
2022-10-02