陶氏診療院

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人の年金
カテゴリー 日本
年金、定年後の生活収入です。仕事時の貯金で、老後から貰えるお金です。しかし、人の年金は何ですか?

9月22日、札幌市倫理法人会第1800回経営者モーニングセミナーで、「最後の頭取」の著者河谷禎昌氏を講師として、講話をされました。1997年、北海道拓殖銀行は経営破綻し、その「最後の頭取」となった著者は特別背任罪で実刑となり、一年七か月を刑務所で過ごしました。

三分の二の不良債権はある一社の事です。三年過ぎた頭取の仕事と一年七か月の刑務所生活、後者は楽でした。経営破綻最後まで、会社と社員と北海道の事を考え続けていました。金融庁からの話は道銀と合併、北海道の健全な経済活動のために、一晩考えて、断りました。最後に北洋と業務を譲り、今でも良かったと思いました。

20年前の事だから、いまだに毎月2-3回でススキノに誘われる「人の年金」がいました。銀行マンとして、仕事より、人情、友情、信頼など、人が残りました。それは今の「人の年金」です。

経営破綻後の生活について、ストレスがたまらない事、くよくよしない事を信条で生き残りました。87歳でも講演できることから、健康の秘訣を聞くと、妻に感謝しながら、「ストレスたまらない事、くよくよしない事」保つことでした。プラスのことは男として、心の「マダム」がいることです。月数回で、一緒に食事をして、話をするなど、心のバランスが良いでしょう。

有罪と無罪について、初級裁判長い時間で審議の結果は無罪なのに、高裁は一時間半の審議で有罪で、本人は無罪と思っていました。有罪の判断は高裁の政治の影響と官僚的な審議に疑問をかけました。

北海道の歴史の一ページとして、名前も残された人として、素直に心を開いて、すべての質問に答えて、大変いい講演会で、札幌市倫理法人会の1800回の百人モーニングセミナーとして、誇りになりました。
2022-09-23