陶氏診療院

アクセスカウンター


▼講演会バックナンバー
過去ブログはこちらから
克服できる感染症とできない感染症
カテゴリー 講演会
人類の700万年の進化史の中、病気(感染症を含め)・飢餓・戦争の三大問題を乗り越えないといけないです。そのために、人口変動も大きく影響されました。

今まで、人類は唯一克服した感染症は天然痘です。世界では1977年は最後の天然痘の患者以後、人類が地球上から天然痘撲滅して、WHOは1980年に天然痘根絶宣言をしました。

天然痘が撲滅できた理由は(1)天然痘は不顕性感染が少ないです。感染した皮膚の症状がはっきり見える、隔離したら、他人にも移らないです。(2)天然痘ウイルスはヒト以外に感染しない。ほかの動物経由して、宿主段階がないから、予防がしやすいです。(3)天然痘には変異しない、有効性の高いワクチンがあります。中国明代末期の16世紀後半には天然痘感染者の膿や瘡を未感染者に接種する人痘法が行われており、17世紀半ばには長江以南地域では一定程度知られていたとされるほど、人類は早く予防方法を知り、1796年、ジェンナー(Edward Jenner)による牛痘法の考案以来、各国で実施され、1958年には世界保健機関(WHO)による天然痘根絶計画により、地球規模での患者の発見と種痘接種が行われ、天然痘は初撲滅しウイルス感染症になりました。

理論上に、以上の3条件を満たす感染症は世界中から撲滅可能です。ポリオ(小児まひ)と麻疹(はしか)はその候補として、地球上に撲滅時を期待します。

変異しやすい、または動物や植物により感染宿主がいる事、さらに有効なワクチンがないと無症状患者の感染力があれば、そのような感染症は消えないでしょう。新型コロナウイルスは以上の理由を揃えて、賢い、ズルいウイルスとして、ウイルスと人類の自然共存できるまで、辛抱が必要です。幸い、中国医学の自分の免疫力を強くする方法で、乗り越える実績があり、ウイルス前に負けない光がありました。しっかり自分の免疫力を守って、いつでも感染症に耐えるような人になりましょう。
2022-04-13