陶氏診療院

アクセスカウンター


▼中国医学バックナンバー
過去ブログはこちらから
疼痛の意味と治療法
カテゴリー 中国医学
中国医学の疼痛は二つの痛みのあらわれです。疼痛の発生にも、その陰陽の質が分けられます。疼(téng) は第二声、痛 (tòng) は第四声で、第一声と第二声は陽で、第三声と第四声は陰で、疼は陽の痛み、痛は陰の痛みです。

疼は鋭い、灼熱、開放的な痛みです。その対応は冷たい水で患部を冷やす、氷で湿布するなど、漢方の利用も消炎、解熱治療法を対応します。

痛は局部的、陰湿寒冷的、固まり凝らされた痛みです。痛の漢字の中は甬(よう)の漢字は通路の意味です。中国医学の用語で、「痛者不通,通者不痛」(痛みがあるところは気の流れが滞っている、流れれば痛くなくなる)、対応方法は通路を開いて、痛みもすぐ解消します。按摩、鍼灸やカッサ、温熱などの療法や漢方を使います。

漢字の勉強と中国医学の理解は、様々な症状や病気を適切処置ができ、また、性質が分かることで、予防方法も取り入れやすいでしょう。
2021-06-11