陶氏診療院

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新型コロナウイルス感染者の人種差別
カテゴリー 日本
2002-3年のSARSウイルス流行時、アジア人患者が多いから、SARSはアジア人に合うように作られたウイルスの噂がありました。しかし、アジアの中で、日本人は感染者が「ゼロ」の事実で、その噂がすぐ消えました。

2019年、中国武漢から感染爆発した新型コロナウイルス肺炎、ウイルスは70%の遺伝子はSARSと同じだから、最初は同じアジア人に感染しやすいと言いました。そのせいで、まだ患者が少ないアメリカやヨーロッパなどの国は、対岸の火事を見る気持ちで、何も有効な予防策をしていないです。

一か月半、中国の流行を抑えて、データから見ると、男性が多い事、年寄りと基礎病気持っている人が重症化しやすいことから、また、統計のデータを迷信して、若者の予防にも穴が出ました。

今回、ヨーロッパとアメリカで流行爆発して、専門家の説明は、クラスターになりやすい若者の集まりイベントが多いから、患者も多いではないかという事です。

きっと、トータルで見ると、今回の新型コロナウイルスは、だれでも感染しやすいです。感染症の流行は、感染環境と接触時間と感染源の濃度でしょう。密閉空間、長時間すると、病原菌の濃度が増えれば、全員感染してもおかしくないでしょう。

時には、一部分のデータを見て、軽率に結論を出て、人種差別、年齢差別、または血液型差別(O型なりにくい説)なども、統計データを安易に信じて、きっと後悔することになります。統計データは事後の研究用で、現場に参考程度です。個人から見ると、一かバチか(0か100%)の世界で、一万の一の確率でも、当たったら、100%になります。

科学データは、正しく参考して、迷信にならないようにしてほしいです。呼吸系の感染症、マスクする、手洗いする、隔離する、原則を守れば、乗り越えやすいでしょう。

新型コロナウイルス感染者の人種差別は危機感と衛生習慣の違うでしょう。
2020-03-28