陶氏診療院

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病院=監獄
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一目で見ると、関係ないような場所(施設)ですが、私の目線から見ると、同じところです。

病院は病気になる人を管理するところです。外来や入院治療、長期入院と終身入院、最後に看取りまでする様々な患者がいます。その違いは、病気の重さと治療の有効性により、元気に戻るか、退院できるか、最後に病死するかの違いです。

監獄は様々な罪を犯した犯人を管理、更生するところで、罪の重さにより、有期と無期、重い罪を犯した犯罪者は死刑を待っていました。その違いも、罪の違いです。更生できる人は、服役が短くなり、社会への復帰ができるでしょう。

ほぼ監視された二つの種類の人々は、共通点は「罪」を犯したです。

犯罪は社会への罪、病気は自分の身体の管理不備への「罪」、どちらも間違ったことをしたわけです。社会へと自分への間違うことをするなら、監置される場所の違いだけです。病院は表に身体の治療、監獄は心、精神、行動への治療でしょう。効果が薄いから、どちらも再犯するでしょう。

時には、重い糖尿病や肥満な方、刑務所から出る時、身体の病気がよくなり、肥満も治ったことが多いから、監獄の治療も、身体にも効くほど、身体の問題は、精神や心にもあることは、その現象で言えるでしょう。

病院=監獄、ただの面白い話ではなく、監獄へ行きたくないなら、社会に対して、犯罪しない意識は、だれでもあり、どこでも教える、社会的な常識でしょう。

病院は病気を治療する、監獄は人を治療(更生)します。

しかし、病院=監獄なら、病気も身体に対している「犯罪」で、同じ「犯罪」を防ぐ気持ちと意識で、全社会をその問題に重視すれば、病気がない社会もできるではないでしょうか。犯罪してはいけない、社会や身体にも、健康問題の意識とレベルを高めることは、これから100年社会への大事なことでしょう。
2019-11-20