陶氏診療院

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統合医療機能性食品国際学会第27回年会(ICNIM2019)
カテゴリー 日本
7月27-28日、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)主催の第27回年会は、涼しい札幌で開催しました。

例年通り、同時通訳で参加しました。今年のテーマはがん免疫療法とHPV感性のAHCC有益性研究報告、がん免疫療法と統合医療でした。ノベール医学・生理賞受賞したがん免疫チェックポイント阻害剤PD-1、CTLA4は免疫のブレーキ分子、ブレーキを外しても、アクセル分子CD28など免疫細胞の質が重要です。西洋医学の免疫療法はブレーキ解錠する薬の役割しかないです。本当に元気に戻るのは身体のベースとなる免疫力です。その要因は遺伝的要因(体質)、環境要因(心)、生活習慣(身体)です。(鳥越先生より)

鳥越先生の話によると、環境要因のストレス、睡眠障害は重要で、運動・筋肉と免疫力と深い関係があり、筋肉はグルタミンの貯蔵庫で、グルタミンはリンパ球のエネルギー源と腸上皮のエネルギー源です。筋肉が痩せてしまうと、グルタミンの減少、リンパ球の減少により、免疫力の低下につながり、癌や肺炎を起こしやすいです。さらに運動による発熱で、ヒートショックプロテインから、免疫機能の増強と細胞老化の抑制効果があり、正しい生活にはとても重要です。

最後に、鳥越先生は西洋医学の免疫療法が効かない患者は、腸内細菌と関係あり、その改善は正しい食生活にも重要です。

西洋医学の癌治療成果が上がるには、生活習慣、食習慣に左右され、実は癌になるかどうかも同じ生活習慣、食習慣に左右され、これから、いかに正しい生活習慣と食習慣の勉強と実践が大事でしょう。学会で確認したことは、診療院で行った診療と一致することは、学会参加する一つ目的でしょう。
2019-07-28