陶氏診療院

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未病と前病の違い
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「未病」と言うことばは、2000年前中国の医学巨書「黄帝内経」に記載があり、「己病」(過去の結果、現在の病気)に対象して、未来の病気の略語として、「未病」と言います。現在は健康であり、病気状態であるかは問わないでしょう。

「前病」は病気の症状があり、または検査値異常、しかし病気の診断まで至らない状態を言う言葉でしょう。「前病」は今の状態は健康であることと健康と病気の間の期間としての状態を称することばです。

二つ言葉の違いは、現在において、健康かどうかの差がある場合があり、または、前病は病気する前の段階で、病気ではないです。未病は病気の一種で、未来の病気です。

未病システム学会で、今年8月新たに「未病医学標準テキスト」を出版し、未病と前病同じことを用いて、説明して、少し分かりにくいので、残念でした。

中国医学では、現在の健康状態を問わない、いつでも「治未病」の考え、未来の病気を治します。現在後の一秒、一分、一日、一年、十年など、すべてが未来です。未来の病気は未病で、これからの病気を予防するのは「治未病」の真髄です。

「己病」は過去のいろいろな原因の結果で、すぐ命に別条がなければ、置いといても大丈夫です。未病が治ったら、現在の病状も薄くなり、のち消えて行きます。直接治療しなくてもいいです。症状がひどい場合、治未病の原則の同時に、対症療法してもいいでしょう。

未病と前病の理解が間違えば、健康指導は違ってきます。治未病の中国医学の真髄は、健康作りです。目標は健康に定めれば、大きな違いはないでしょう。
2018-11-04