陶氏診療院

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童言無忌( 子供の言葉に禁忌なし):水車動くの対話
カテゴリー 講演会
息子小学校低学年時の話でした。「水車はなぜ動く?」と聞かれ、すぐ「高所からの水が流れ、水の高低差のエネルギーで、水車を動かした」と答えたら、それは「小学生レベルの答えで、お父さんの答えではない。」と言われました。

「お父さんの答えはなに?」と息子に聞いたら、意外な答えが来ました。

「水車の動くは太陽のお陰です。太陽のエネルギーで、地球上の水が蒸発し、上昇した水蒸気の温度が下がると、雨や雪、雹などの形で大地に降ります。高所の水が流れて、水車を動かすのは、太陽のエネルギーと答えるのがお父さんの答えだ。」

なるほど、なぜ分かると聞いたら、テレビの番組だと言いました。

物も現状から、本質を追求して答える息子の話はとても感心しました。

普段日常生活には、たくさんの問題が起こります。回答も様々です。相手の気持ちを添って、相手の求める答えを出すには、知恵と聞く力が必要です。同じ病気や症状には、表面上に問題を捉える西洋医学と根本的に原因を追究する中国医学の違いも、二つ答え(浅い中間説明と深い根本的解説)がでるように気がします。

子供から、勉強させられました。
2018-05-05