陶氏診療院

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夜運動はなぜだめですか?
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今年のノーベル生理・医学賞の体内時計の話は、身体の内臓の働き時間が決まっています。その話は、2000年前の中国医学にも詳しく書いていました。

その理論で見ると、夜は内臓の休み時間で、内臓を修復して、次の日に働くため、エネルギーを蓄えます。もし、夜に運動したら、血液が運動するための骨格筋に循環すると、内臓の修復に影響して、機能まで低下するでしょう。

人間は昼で働く動物です。午前中に運動しても、問題ないでしょう。プロの運動選手は、朝から身体を鍛錬して、いい成績を目指しています。

普通の人が、昼で働いています。運動したいけど、夜しか時間がないです。結果的に夜で運動するしかないです。

しかし、身体の仕組みを理解すると、夜は運動したら、健康に逆効果で、内臓に負担かけて、病気にしやすいことになります。トータルのことを考えると、一時の遊びを除いて、常時の夜の運動はやめた方がいいでしょう。

運動で鍛えられるのは骨格筋で、生命の本質には直接に関わらないです。健康長寿の目標になると、内臓を鍛える動きを勧めます。朝からの太極拳やヨガなどは、呼吸と内臓のバランスを整え、心身ともに健康になります。運動なら、早く寝て、朝からやりましょう。
2017-11-25