陶氏診療院

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中国医学から学ぶ健康講座
カテゴリー 講演会
11月12-13日、京都のフィランソリーダー大島さんが三人で札幌へ施療に来ました。お土産の一つは彼女十数年発行し続ける「カトレアだより」2017No103号でした。

表紙に「 中国医学から学ぶ健康講座」を題に、10月21日の明石市講演会の内容を紹介しました。とても嬉しいです。せっかくの掲載しましたら、ここで皆さんに紹介します。

『「中国医学から学ぶ健康講座」 陶 恵栄先生 2017年10月22日

陶先生曰く、西洋医学は「病気を治すもの」中国医学は「健康な体をつくるもの」と区別されています。

お話は2016年と2017年のノーベル生理学、医学賞から始まりました。2016年は大隈義則教授が受賞した、「不用になった細胞を自分で分解して再利用する仕組み」が明らかにされたこと。2017年は「体内時計を生み出す遺伝子機構の発見」です。

人の体は24時間のリズムで変化します。朝が来ると血圧と心拍数が上がって日常生活に必要な活動が始まり、夕方からは体温が下がって免疫を担う細胞数が増えて明日に備えてカラダ作りの休息をすること。中国医学の2000年前の「皇帝内径」という書物に書かれていて、この2つのノーベル賞が科学的に証明したことになった。

体内時計に沿った生活リズムを取り戻し、本来持っている自然治癒力を助ける食生活と生活習慣を取り戻し、そして効率よく新陳代謝を維持し、日常生活の脇役としてパイロゲンを活用して健康な体作りをしましょう!と、講演されました。

お話を聴いて、私達は24時間営業のコンビニもあり便利で快適な生活を手に入れていますが、消化器官と免疫機能の働く時間があることから夜遅い食事や夜更かしはカラダ本体の仕組みからは遠ざかった生活をしていることを実感します。体内環境が整うと外臓である皮膚までも綺麗になることが、シミもない先生の手からも分かります。2010年からはパイロゲンの基礎研究も北海道大学と共同で進めていらっしゃいます。

紙面ではご紹介できないこともありますので、機会があれば皆様にも聴いて頂きたいと思います。(2016、17年のノーベル賞の内容はPCで閲覧できます。)』
2017-11-16