陶氏診療院

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絞扼性(こうやくせい)神経障害の鍼灸治療
カテゴリー 講演会
一般社団法人代替療法師会北海道支部、11月代替療法師会分科会勉強会、11月の分科会で日本カイロプラクティックドクター専門学院札幌校の教室で、整形分野勉強会は11月19日(土)19:00~21:00、講 師は成田重信先生(レントゲン技師・鍼灸師)です。テーマは「CT画像所見による解剖学と神経、ツボを解説しての治療テクニックの実際」です。

成田先生は一人の42歳女性の三か月の肩こり・左頸肩腕痛の事例治療経過から、絞扼性神経障害の解剖、病理、治療を詳しく説明しました。患者さんが初診の痛みの10(VAS)から、13診の1まで、とても有効な治療病例でした。

患者さんの原因は三年前出産した子供が発達障害があります。大きくなった子どもの抱っこやおんぶと辛い精神的ストレスの原因で、原因解消と同時に、鍼灸治療の素晴らしい効果を見せていただきました。

成田先生の全体治療と局所治療を上手くあわせて、特に「刺絡」の薦めが印象的でした。

「刺絡」、刺絡鍼法は東洋医学の理論に基づき生命の根元である「気」と「血」を動かすため皮膚を三稜鍼にて刺鍼するもので小量の出血を伴うが血液の放出を目的とした鍼の手技の一部であります。中国ではよく家庭でも使っている家庭療法です。瘀血を体内から出して、短時間で病状を改善し、一種の対症療法です。患者さんの症状改善にとても役に立ちます。経験ある先生の解説はとても説得力があり、日本でもやっている先生がいることに大変勉強になりました。
2016-11-21