陶氏診療院

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四次元から見る「未病」の世界
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未病は中国医学の専門用語で、「未来の病気」の略語です。しかし、「未病」の認識は、西洋医学と中国医学は、視点が違い、対象も違い、結果も違いました。

西洋医学では、症状有無の軸で身体を観察し、三次元の世界しか見えないです。そのため、人の健康状況も、健康と亜健康(低質で不完全な健康状態)と病気に分類して、未病は「まだ病気になっていない」と理解して、病気になる前に、症状あり、検査陰性の患者は未病1、検査陽性病巣が分からない患者は未病2と定義して、検査陽性と病巣が確定したら、正式な患者(病人)と認定しました。その分け方で、分かりやすいことがあり、しかし、中国医学の四次元の生命思想としては、レベルは低いです。三次元の「未病」定義は、病気診断前の亜健康人々にだけ、ケアーをします。健全者や患者の大多数の人々は除外されました。

中国医学では、高い次元で生命を観察し、治未病の概念は四次元で健康と病気を現します。症状軸の人体の三次元の上に、もう一つ時間軸を加えて、四次元で生命を見てます。未病は過去(己病)、現在と未来(未病)と時間軸に表現し、過去は変更できない、現在も過去に累積した顕現です。原則としても過去と同じで、変更はできないです。唯一変更できるのは未来です。過去や現在の思想と習慣は変えなければ、過去と現在を見れば、未来にも予測できます。そのままで生まれた病気は未病です。その未病は今と同じ病気の延長もあり、今まで健康ですけど、これから病気になる事もあり、未来の病気を未病と言います。その未病の概念は、健康者、亜健康者、病人共に通用します。治未病はすべての人に対応し、全人類を対象する医学です。

そのため、治未病の内容は、西洋医学の三次元世界に三つの言葉に解釈しないと、内容は損ないます。その三つの内容は「未病先防」;「己病防変」;「癒後防復」でした。日本未病協会の「未病」は、その三つの内容の一部しかないです。

陶氏診療院は中国医学の治未病の理念で、すべてのお客さんに健康を提供します。マスコミは開院の重症患者、西洋医学でいうと末期患者、難病の患者など回復しか驚きますけど、私は20年以上、これからずっと天寿まで健康維持できるお客さんを自慢します。まず両親の健康を診療院の看板として、精進します。
2020-06-29