陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
2
般若心経と陰陽説と量子力学
般若心経(般若波羅蜜多心経)は、大乗仏教における般若経典群の思想の核心を簡潔に説いた仏典で、「色即是空空即是色(しきそくぜーくう、くうそくぜーしき)」は皆さんが良く聞かれた言葉で、「色」と「空」の解釈は陰陽説、または今の量子力学での説明では分かりやすいかもしれないです。

心経中の「色」は見えるもので、陰陽説の「陰」です。量子の「粒子」です。古典物理学の研究は見える物質の関係で、その物理法則も大きな物質での関係で、小さい物質、分子や電子間の影響は、通用しないことから、1918年ブラックが「エネルギーには最小単位があり」とする量子仮説は量子論の発端となり、1918年ノーベル賞を受賞しました。量子は粒子性と波動性の二重性があり、数えるのは粒子で、般若心経の「色」です。「空」は見えない世界、見える世界の原点でもあるエネルギーで、陰陽説の「陽」で、量子の「波動」です。

2000年前の「色」と「空」、「陰」と「陽」の用語は、現代科学の「粒子」と「波動」で証明され、分かりやすい方法で、先人の高いレベルの知恵に、関心と感銘の同時に、般若心経を読誦(どくじゅ)すると、心の動きが違うでしょう。

仏説摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩埵依般若波羅蜜多故心無罣礙無罣礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪

即説呪曰羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

般若心経
2021-05-04