
2020-10-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.7 風邪(ふうじゃ)
2020-09-20
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.6 二つの代謝
2020-08-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.5 脳と糖質と主食
2020-07-16
ウイルスが生息しにくい環境に
2020-07-08
ホームドクターの書店販売開始
2020-07-03
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.4 コロナ後の世界は
2020-06-12
感染症予防対策で中国療法を提唱
2020-06-04
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.3 匂いのふしぎ
2020-05-31
中国医学経絡理論と漢方医学に基づいた「アロマ療法」でウイルス対策
2020-05-04
2020統合医療学会北海道支部ニュースレター発刊
2020-04-29
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.2 葱と大蒜(にんにく)風邪予防と治療の伝統療法
2020-04-17
健康管理のはじめ食材管理
2020-04-03
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.1 良質の睡眠
2020-03-21
アロマ燻蒸

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ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.15 新時代の体重管理
高陽社の月間コーヨーライフ2021年六月号に、「ドクター陶の健康コラム・新連載」。内容を紹介します
新時代の体重管理
新型コロナウイルスの流行以降、リモートワーク、在宅勤務などの言葉をよく聞くようになりました。
共通点は出勤の移動がないことです。このため日々の運動が減ることは間違いないでしょう。
普段の生活のリズムが変わると、体重管理の問題が発生します。私の患者さんのなかにも、生活の変化によって体重オーバーする人が続出しました。これは新型コロナウイルスに感染しなくても、後遺症があるほど、要注意の問題です。
先日、大学の同級生と問題を語ったところ、出てきたお腹を凹ませるための助言、例えば、食事制限、水泳、ジョギング、太極拳などの意見が出ました。私は「過午不食(かごふしょく)」(13時以降は固形物を食べないこと)をすすめたのですが、それは難しいという人がいました。研究や病院の勤務時間のために、どうしても夜の食事がメインになるというのです。しかし、たとえ、そういう生活が習慣になっていると言っても、体内時計は変わりません。朝食を抜いて、夕食をメインにしていると、いくら注意していても、コレステロール値や中性脂肪値が高くなります。
これは後に、動脈硬化の「未病」を発生させます。
いろいろな方とお話していると、実は30代、40代の方が、1番健康意識が薄いかもしれません。環境的に、経済的に、生活的にも落とし穴がたくさんあり、もし体の異常を放っておくと、将来の生活習慣病の元になることは間違いありません。健康管理は定年の世代から始まると考えていると、遅いではないでしょうか。
体重管理とは、人間の「体内時計」をしっかりと理解することだと思います。午後は消化器官が休むことが分かれば、誰しも無理な食事をしようとは思わないでしょう。西洋医学でも、体内で脂肪を作るBMAL1(ビーマルワン)は、夜に増えることが分かっています。
「過午不食」を実践し、主食を玄米に切り替えてもらった患者さんほど、内臓脂肪と体脂肪が減る成功例が多くなっています。リモートワークで体重管理にお困りの方にも、ぜひ実践をおすすめします。
新時代の体重管理
新型コロナウイルスの流行以降、リモートワーク、在宅勤務などの言葉をよく聞くようになりました。
共通点は出勤の移動がないことです。このため日々の運動が減ることは間違いないでしょう。
普段の生活のリズムが変わると、体重管理の問題が発生します。私の患者さんのなかにも、生活の変化によって体重オーバーする人が続出しました。これは新型コロナウイルスに感染しなくても、後遺症があるほど、要注意の問題です。
先日、大学の同級生と問題を語ったところ、出てきたお腹を凹ませるための助言、例えば、食事制限、水泳、ジョギング、太極拳などの意見が出ました。私は「過午不食(かごふしょく)」(13時以降は固形物を食べないこと)をすすめたのですが、それは難しいという人がいました。研究や病院の勤務時間のために、どうしても夜の食事がメインになるというのです。しかし、たとえ、そういう生活が習慣になっていると言っても、体内時計は変わりません。朝食を抜いて、夕食をメインにしていると、いくら注意していても、コレステロール値や中性脂肪値が高くなります。
これは後に、動脈硬化の「未病」を発生させます。
いろいろな方とお話していると、実は30代、40代の方が、1番健康意識が薄いかもしれません。環境的に、経済的に、生活的にも落とし穴がたくさんあり、もし体の異常を放っておくと、将来の生活習慣病の元になることは間違いありません。健康管理は定年の世代から始まると考えていると、遅いではないでしょうか。
体重管理とは、人間の「体内時計」をしっかりと理解することだと思います。午後は消化器官が休むことが分かれば、誰しも無理な食事をしようとは思わないでしょう。西洋医学でも、体内で脂肪を作るBMAL1(ビーマルワン)は、夜に増えることが分かっています。
「過午不食」を実践し、主食を玄米に切り替えてもらった患者さんほど、内臓脂肪と体脂肪が減る成功例が多くなっています。リモートワークで体重管理にお困りの方にも、ぜひ実践をおすすめします。

2021-06-05