陶氏診療院

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    一人の留学生が発行した「和華」雑誌
    一人の留学生、孫秀蓮さんが「留学生と社会人の提携と協力で日中、草の根外交を目指す!」として、2014年第3号「和華」と言う雑誌を発行していました。

    素晴らしい行動に賛同して、投稿をしました。「日中文化交流の結晶ー深衣から着物へー」をテーマで、中国の古代の衣裳「深衣」の素晴らしい考え(文化的、実用的)を紹介して、今の日本の着物を引き継ぎ、その良さが若者に分かれば、もっと着物を着て、健康に生かすと思います。

    内容を少し紹介します:

    「深衣」は中国古代服装です。深衣は体を深く奥に隠す(深蔵する)意味です。上流階級の私服、一般平民の礼服です。男女共通です。春秋戦国時代形成しました。漢民族の「漢服」とも言われ、2008年北京五輪中国選手の正式服もその要素を取り入れました。中国古代呉越地区の漢服が日本に伝え、今の呉服(着物)の原型になりました。着物は深衣の現代日本版です。

    中華文化は「華夏文化」とも言われます。深衣はもっとも華夏文化精神が現れる服装です。深衣は「天人合一,恢宏大度,公平正義,包容万物」東洋美徳の象徴です。袖口の寛大は、天道円融の象徴;襟口直角相交は、地道方正の象徴;背中一直縫い線は上下貫通、人道正直の象徴;腰系大帯は、権力度合の象徴;上衣、下裳両部分は、陰陽両義の象徴;上衣は布四幅用い、一年四季象徴し;下裳は布十二幅用い、一年十二月の象徴です。深衣を着ると、「天道の円融を感じ、地道の方正を抱擁し,人間の正道を身につけ、行動の進退、権利の配合の決まり、四季に応じた規則正しい生活の開始」を実感します。

    古く中国から入って来た呉服の世界、長年かけて進化を遂げ、ここまで「きもの文化」は育ってきました。「きもの」の未来を考えれば「上善如水」の精神が必要です。水は如何なる環境に適合し、四角い器には四角に納まり、丸い器には丸く、熱くなれば蒸発し、冷えれば水に戻ります。「きもの」は如何なる人にも適合し、如何なる寸法にも適合する。

    中国医学は中華文化の代表で、人と宇宙、人と人、人と未来の哲学です。中華文化その濃縮は深衣です。着物は人のためのもので、人を知ることの大事さを理解し、着物の研究は中国医学の勉強で欠かせないものです。

    中国から伝えて来て、日本で保存し、更に発展する着物文化が、NPO法人日本時代衣裳文化保存会が、日本時代衣裳を復元しながら、時代衣裳から今に至る服飾文化を通じ、美しい日本の心を世に広め、未来に伝えるために様々な活動を行っています。
    2014-07-05