陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.38 憧れるのをやめましょう
高陽社の月間コーヨーライフ2023年五月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。

憧れるのをやめましょう

日本時間3月22日、米フロリダ州マイアミにあるローンデポ・パークで行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝。

日本代表は3対2でアメリカ代表を撃破、14年振り3度目の優勝を飾りました。その侍ジャパンを世界一に導いた”偉才”大谷翔平選手は、珍しく感情を爆発させてプレー。大会MVPをも獲得しました。最も先輩らしい言葉は、スター軍団であるアメリカとの試合を前にし、ロッカールームでの声出しで発した「憧れるのをやめましょう」でした。

大谷翔平選手はアメリカで5年の野球経験があり、2021年にはMVPも獲得しています。日本代表にとってはメジャーの大スターとの試合、これに勝つ為には精神力が最も必要だと、大谷選手は十分知っていました。それを仲間と共有し、この名言を残しました。

アメリカでは「宇宙人」と言われるほど出来すぎた大谷選手ですが、チームの団結力を高め、監督の役割を分担しているかのような内容で、かつカリスマ性にも溢れた言葉でした。

日本の野球ファンだけでなく、世界の野球好きな人、野球に関係ない人でも、大谷翔平選手を大好きになる事は間違いないでしょう。

私の周りも、アメリカに留学している息子も娘も、大谷選手を絶賛していました。彼の外見から行動の中身まで、ほぼ完璧であり、本当に地球人としては考えられないほどで、まさに日本の誇りでした。

未来を予知しながら、さらに高い目標を目指している大谷選手、その人間性を勉強させて頂きました。

選手と監督の役割、この二つを同時に出来る人は少ないです。大谷選手はその少ないなかのトップでしょう。

選手として最高の成績を残しながらも、これからのキャリアも期待でき、本当に楽しみです。素晴らしいWBC観戦をさせて頂き、大谷翔平選手に、栗山英樹監督に、そして、その他の活躍した日本の選手たちに感謝いたします。
2023-05-02