2013-03-18
香の力で心身をヒーリング
2013-04-15
地域の健康サポーターの“力”
2013-04-20
旭川教室の実技コース開講
2013-05-15
漢方治療最前線
2013-06-08
生活習慣病と未病
2013-06-19
予防医学勉強会
2013-10-21
予防医学の最先端とは
2013-11-12
ホームドクター2014陶氏診療院掲載
2013-12-23
情報発信
2013-12-24
諦めていたさまざまな難病を克服する「陶氏療法」
2013-12-30
年末年始診療案内
2014-03-22
食品と健康食品
2014-03-23
「中国医学療法で自然治癒力を高め体質改善を」
2014-05-15
現代の漢方治療
2007-03-15
2007年4月号財界さっぽろ「いい病院いいドクター全道版」に掲載
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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.49 健康の加減
高陽社の月間コーヨーライフ2024年四月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
健康の加減
加減とは、小学校で習う算数の四測演算の1つであり、足し算(加法) や引き算(減法)と同じように理解できます。ちなみに私は学生時代、簡単な問題は「心算(暗算)」で直接答えを書くことが好きでした。自慢になりますが、中学校の数学コンテストで上位入賞したのも、その延長にあるでしょう。
加減がうまくできる人は、人生の勝者になる可能性があると私は推測します。加減は善悪ではなく、まるで陰陽の世界のように、世の中のバランスの1部であり、どちらも重要で欠かせない要素です。良い社会は、加減をバランスよく取り入れることができたときに実現されるでしょう。
従って、健康の加減とは何でしょうか?例えば、現代の西洋医学の治療方法のうち、腎不全の人工透析を見てみましょう。血液中の特定の成分を減らす治療を除けば、ほとんどが足し算で、健康を取り戻すために何かを加えることが主となっています。
足し算中心の西洋医学に対して、中国医学は加減のバランスを重んじてきました。しかし、中国医学の漢方治療も日本においては本来の効果を果たせていないことが多いです。日本の漢方医は、国の基準に従った処方の中で、いくつかの規定処方を組み合わせる際に、多くの生薬を無駄に使用してしまい、効果を上げるために無理をしてしまっています。
医療にせよ、漢方にせよ、患者に応じた処方の加減が重要であり、健康においても加減が大切です。
「薬補は食補に及ばず、食補は気補に及ばない」と言う意味の中国の諺があります。健康の加減は、食事の質や気の取り入れ方に関係しています。気のある食事をとると、食事と気の補完が同時に行われます。
自宅に体温計、体組成計(体重、体脂肪、内臓脂肪、筋肉量、新陳代謝率が測定できるタイプ)、血圧計があれば、自分で健康の状態を判断したり、加減の調整をしたりできるでしょう。
健康の加減について、私は今後も学会や市民向けの講演会などで解説していくつもりです。
健康の加減
加減とは、小学校で習う算数の四測演算の1つであり、足し算(加法) や引き算(減法)と同じように理解できます。ちなみに私は学生時代、簡単な問題は「心算(暗算)」で直接答えを書くことが好きでした。自慢になりますが、中学校の数学コンテストで上位入賞したのも、その延長にあるでしょう。
加減がうまくできる人は、人生の勝者になる可能性があると私は推測します。加減は善悪ではなく、まるで陰陽の世界のように、世の中のバランスの1部であり、どちらも重要で欠かせない要素です。良い社会は、加減をバランスよく取り入れることができたときに実現されるでしょう。
従って、健康の加減とは何でしょうか?例えば、現代の西洋医学の治療方法のうち、腎不全の人工透析を見てみましょう。血液中の特定の成分を減らす治療を除けば、ほとんどが足し算で、健康を取り戻すために何かを加えることが主となっています。
足し算中心の西洋医学に対して、中国医学は加減のバランスを重んじてきました。しかし、中国医学の漢方治療も日本においては本来の効果を果たせていないことが多いです。日本の漢方医は、国の基準に従った処方の中で、いくつかの規定処方を組み合わせる際に、多くの生薬を無駄に使用してしまい、効果を上げるために無理をしてしまっています。
医療にせよ、漢方にせよ、患者に応じた処方の加減が重要であり、健康においても加減が大切です。
「薬補は食補に及ばず、食補は気補に及ばない」と言う意味の中国の諺があります。健康の加減は、食事の質や気の取り入れ方に関係しています。気のある食事をとると、食事と気の補完が同時に行われます。
自宅に体温計、体組成計(体重、体脂肪、内臓脂肪、筋肉量、新陳代謝率が測定できるタイプ)、血圧計があれば、自分で健康の状態を判断したり、加減の調整をしたりできるでしょう。
健康の加減について、私は今後も学会や市民向けの講演会などで解説していくつもりです。
2024-04-03