2021-02-06
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.11 感染症対応の戦略と戦術
2021-01-12
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.10 恐怖感と免疫
2020-12-26
陶氏療法
2020-12-09
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.9 食品のロスと人生
2020-11-20
2021年保存版ホームドクター
2020-11-19
今がチャンス
2020-11-11
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.8 小鳥の鳴き声、虫の音色
2020-10-17
予防医学の最先端
2020-10-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.7 風邪(ふうじゃ)
2020-09-20
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.6 二つの代謝
2020-08-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.5 脳と糖質と主食
2020-07-16
ウイルスが生息しにくい環境に
2020-07-08
ホームドクターの書店販売開始
2020-07-03
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.4 コロナ後の世界は
2020-06-12
感染症予防対策で中国療法を提唱
9
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.48 風邪と健康
高陽社の月間コーヨーライフ2024年三月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
2024-03-02