2013-03-18
香の力で心身をヒーリング
2013-04-15
地域の健康サポーターの“力”
2013-04-20
旭川教室の実技コース開講
2013-05-15
漢方治療最前線
2013-06-08
生活習慣病と未病
2013-06-19
予防医学勉強会
2013-10-21
予防医学の最先端とは
2013-11-12
ホームドクター2014陶氏診療院掲載
2013-12-23
情報発信
2013-12-24
諦めていたさまざまな難病を克服する「陶氏療法」
2013-12-30
年末年始診療案内
2014-03-22
食品と健康食品
2014-03-23
「中国医学療法で自然治癒力を高め体質改善を」
2014-05-15
現代の漢方治療
2007-03-15
2007年4月号財界さっぽろ「いい病院いいドクター全道版」に掲載
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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.48 風邪と健康
高陽社の月間コーヨーライフ2024年三月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
風邪と健康
先日、家族とテレビで電話していたら、姉が風邪で肺炎になり、寝込んでいました。
その翌週、姉は無事に完治し、父も昨日まで熱があったが、今日は元気になったと言っていました。母は幸いにも風邪の症状は出ていませんでした。
弟からも先日、日本に戻った際、同僚の日本人が帰国前後に相次いで風邪をひいたと聞きました。弟も帰国前に喉がおかしくなり、すぐに漢方の風邪薬を飲んで乗り切ったようです。なんと私も鼻がつまり、喉が痒くなり、咳や鼻水などの風邪の症状が出ました。風邪をひきやすいとは思われない自分ですらも、今回は油断してしまったようですが、軽い症状で済みました。
風邪というのは中国医学の用語で、「ふうじゃ」と呼ばれます。中国では風邪は六気(風・寒・湿・燥・暑・火/熱)によって引き起こされ、自然な六気は条件により、過激になったり、急変したりします。相違する時の六気は六淫(風邪・寒邪・湿邪・燥邪・暑邪・熱邪)に変わり、それに応じて体に症状が現れます。それが「かぜ」です。
自然の正常な状態が崩れると、異常が起こります。自然の変化に適応できる人は健康であり、そうでない人は症状が出てバランスを取り戻そうとします。そして、バランスが取り戻されれば、また健康な状態に戻ります。
そのため、風邪をひいたとしても、それは悪いことではなく、体の訓練と捉え、早く回復することが大切です。
風邪の予防と早期回復のコツとして、季節的には「寒さ」が共通の要因です。そのため、室温が温かくなるように心がけ、寝る前には普段より熱いお風呂に入って体を温め、生姜湯を飲んでから暖かい布団で寝るようにしましょう。朝方に汗をかいたら着替えをし、昼間に受けた「寒気」を汗として追い払い、体全体を温めることで、陰陽のバランスが取り戻されます。
私も早く寝たところ、翌日はすっきりと目覚めました。春に向けて、しっかりと風邪を乗り越えましょう。
2024-03-02