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健康づくり
2018-05-13
「 自然治癒力を最大に発揮 「陶氏療法」で健康をつくる」
2018-05-10
テレビのインタビュー
2018-04-19
水素・酸素吸入器を導入
2018-03-19
中国伝統の漢方アロマ治療と定期講演会を実施
2017-12-15
2018年ホームドクター白石区厚別区江別区保存版掲載案内
2017-11-15
2018年ホームドクター保存版掲載案内
2017-10-16
予防医学の最先端:中国医学
2017-08-21
身体と企業の健康セミナー
2017-08-13
『中国の伝統療法で行う 体質を変えて健康になる「予防医学」を実践』
2017-07-20
健康セミナー
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健康を支える“漢方”
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頼れる健康サポーター
2017-03-16
今日からスタート50代から始める健康づくり
2017-01-08
新年号の挨拶

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.46 マイクロプラスチックと哺乳瓶
高陽社の月間コーヨーライフ2024年一月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
マイクロプラスチックと哺乳瓶
昨年6月に発行された科学系専門誌「Environmental Science&Technology」(環境科学と技術)に、プラスチックおよびナノサイズのプラスチックの、環境への放出量と、人間の細胞に与える影響についての研究結果が発表されました。
加熱できるプラスチック容器を、冷蔵・室温・高温(電子レンジで3分加熱)の状態におくと、加熱した場合において放出されるマイクロプラスチックの量が増えたと言います。その量は1平方cmあたりマイクロプラスチックは420万個、ナノマイクロプラスチックは12億個でした。PP(ポリフロピレン)やPE(ポリエチレン)など、電子レンジ使用可のプラスチック容器においても、マイクロプラスチックの量は安全評価基準外でした。
そして、ヒト胎児腎臓細胞を、乳児用プラスチック容器の哺乳瓶から放出されたマイクロプラスチックとナノマイクロプラスチック混合液の溶液の中に浸してみると、2日後には75%の細胞が死亡しました。
2020年「Nature Food」(自然食品)の雑誌でも、プラスチック容器の哺乳瓶から、熱と振動により、数百万個のマイクロプラスチック粒子が放出したことに触れています。
環境ホルモンは発育初期に大きく関係します。例えば海水中に残留したPCB(ポリ塩化ビフェニル)は知能への影響があるといわれています。女性は乳がん・子宮内膜症の増加。男性は生殖機能低下。胎児は発育異常・知能への影響などが分かってきました。
私たちの生活は「プラスチック時代」と言われるほど、食品など口に入れるものを何でもプラスチックで包み、その容器を日々使い捨てています。しかし上記のような事実がある以上、健康のため、プラスチック容器の使用や電子レンジで加熱する行為を控えるべきではないでしょうか。そして次世代が安全に暮らすために、プラスチックありきの私たちの生活についても、見直していく必要があるのではないでしょうか。
マイクロプラスチックと哺乳瓶
昨年6月に発行された科学系専門誌「Environmental Science&Technology」(環境科学と技術)に、プラスチックおよびナノサイズのプラスチックの、環境への放出量と、人間の細胞に与える影響についての研究結果が発表されました。
加熱できるプラスチック容器を、冷蔵・室温・高温(電子レンジで3分加熱)の状態におくと、加熱した場合において放出されるマイクロプラスチックの量が増えたと言います。その量は1平方cmあたりマイクロプラスチックは420万個、ナノマイクロプラスチックは12億個でした。PP(ポリフロピレン)やPE(ポリエチレン)など、電子レンジ使用可のプラスチック容器においても、マイクロプラスチックの量は安全評価基準外でした。
そして、ヒト胎児腎臓細胞を、乳児用プラスチック容器の哺乳瓶から放出されたマイクロプラスチックとナノマイクロプラスチック混合液の溶液の中に浸してみると、2日後には75%の細胞が死亡しました。
2020年「Nature Food」(自然食品)の雑誌でも、プラスチック容器の哺乳瓶から、熱と振動により、数百万個のマイクロプラスチック粒子が放出したことに触れています。
環境ホルモンは発育初期に大きく関係します。例えば海水中に残留したPCB(ポリ塩化ビフェニル)は知能への影響があるといわれています。女性は乳がん・子宮内膜症の増加。男性は生殖機能低下。胎児は発育異常・知能への影響などが分かってきました。
私たちの生活は「プラスチック時代」と言われるほど、食品など口に入れるものを何でもプラスチックで包み、その容器を日々使い捨てています。しかし上記のような事実がある以上、健康のため、プラスチック容器の使用や電子レンジで加熱する行為を控えるべきではないでしょうか。そして次世代が安全に暮らすために、プラスチックありきの私たちの生活についても、見直していく必要があるのではないでしょうか。

2024-01-06