2021-02-06
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.11 感染症対応の戦略と戦術
2021-01-12
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.10 恐怖感と免疫
2020-12-26
陶氏療法
2020-12-09
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.9 食品のロスと人生
2020-11-20
2021年保存版ホームドクター
2020-11-19
今がチャンス
2020-11-11
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.8 小鳥の鳴き声、虫の音色
2020-10-17
予防医学の最先端
2020-10-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.7 風邪(ふうじゃ)
2020-09-20
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.6 二つの代謝
2020-08-02
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.5 脳と糖質と主食
2020-07-16
ウイルスが生息しにくい環境に
2020-07-08
ホームドクターの書店販売開始
2020-07-03
ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.4 コロナ後の世界は
2020-06-12
感染症予防対策で中国療法を提唱
9
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.45 竹炭の研究
高陽社の月間コーヨーライフ2023年十二月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。
竹炭の研究
最近、友人から池嶋庸元著「竹炭は効く」という本をすすめられ、読んでみたところ、竹炭の効用が不思議で気になりました。
この本によると、中国で発見された2千年以上前のミイラが、まるで埋葬された当時そのままの状態で保存され、肌に弾力まで残っていたそうです。棺の周囲には約5トンの木炭が使われており、炭の吸湿性と抗酸化作用を昔から利用していたことに驚きました。
また、竹炭はカルシウム・カリウムなどの栄養素を含み、動植物へのミネラル補給源となってきました。竹炭は木炭より孔が多く、備長炭より強い吸引力をもちます。この孔は微生物のいわば高級マンション。その浄化力はエコ生活環境に貢献しています。
竹炭製造時に採集される竹酢液にも抗酸化作用があり、健康維持や環境浄化に利用されてきました。
しかも竹の生命力には驚くべきものがあります。成長は著しく早く、1日に1メートル以上伸びるのも珍しいことではありません。
広島・長崎に投下された原爆の被害にも、ベトナム戦争で米軍が使った枯れ葉剤の被害にも屈せず、自らの力で再起した竹のたくましさ。その可能性を池嶋庸元氏は書いています。
中国では、竹と言ったらパンダ。タケノコは人の食用に、そして鑑賞用、容器や家具、工芸品、建築材料など、さまざまな領域で活用されています。竹炭の加工は、普通の木炭よりコストがかかりますが、その健康効果を考えると、人気があります。
今年11月6日、北京で国際竹藤組織(INBAR)の設立20周年にあわせて竹と藤のグリーンな発展と途上国間協力に関する閣僚級会合が開催され、「竹と藤からプラスチックを替えるグローバル行動宣言(2023-2030)」も発表されました。
地球で化学物質が過剰に使用されている現在、竹や竹炭の研究をすることで、何かヒントが生まれるのではないでしょうか。
竹炭の研究
最近、友人から池嶋庸元著「竹炭は効く」という本をすすめられ、読んでみたところ、竹炭の効用が不思議で気になりました。
この本によると、中国で発見された2千年以上前のミイラが、まるで埋葬された当時そのままの状態で保存され、肌に弾力まで残っていたそうです。棺の周囲には約5トンの木炭が使われており、炭の吸湿性と抗酸化作用を昔から利用していたことに驚きました。
また、竹炭はカルシウム・カリウムなどの栄養素を含み、動植物へのミネラル補給源となってきました。竹炭は木炭より孔が多く、備長炭より強い吸引力をもちます。この孔は微生物のいわば高級マンション。その浄化力はエコ生活環境に貢献しています。
竹炭製造時に採集される竹酢液にも抗酸化作用があり、健康維持や環境浄化に利用されてきました。
しかも竹の生命力には驚くべきものがあります。成長は著しく早く、1日に1メートル以上伸びるのも珍しいことではありません。
広島・長崎に投下された原爆の被害にも、ベトナム戦争で米軍が使った枯れ葉剤の被害にも屈せず、自らの力で再起した竹のたくましさ。その可能性を池嶋庸元氏は書いています。
中国では、竹と言ったらパンダ。タケノコは人の食用に、そして鑑賞用、容器や家具、工芸品、建築材料など、さまざまな領域で活用されています。竹炭の加工は、普通の木炭よりコストがかかりますが、その健康効果を考えると、人気があります。
今年11月6日、北京で国際竹藤組織(INBAR)の設立20周年にあわせて竹と藤のグリーンな発展と途上国間協力に関する閣僚級会合が開催され、「竹と藤からプラスチックを替えるグローバル行動宣言(2023-2030)」も発表されました。
地球で化学物質が過剰に使用されている現在、竹や竹炭の研究をすることで、何かヒントが生まれるのではないでしょうか。
2023-12-06