陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・連載・vol.44 意念と健康
高陽社の月間コーヨーライフ2023年十一月号に、「ドクター陶の健康コラム・連載」。内容を紹介します。

意念と健康

意念とは、考え、気持ちなどのことで、中国医学や気功、または瞑想や座禅などでよく使う言葉です。日本語では、意識と言い換えても分かりやすいでしょう。

さて、人の意念は自分の健康に直接関係があり、驚くべき影響を与えることを、アメリカの精神科医デヴィッド・ホーキンズ博士が伝えています。著書「Power vs. Force」*では、人々の意念のエネルギーレベルが200以上になると、病気を遠ざけられるといい、これはたくさんの患者さんの救いになりました。ホーキンズ博士の研究によると、この意念の数値は、1から1000まであり、200より下は「フォース」で生命には害だが、200以上は「パワー」となり、生命を助け、人はポジティブで強く生きることができます。数値のチェックの方法もあり、質問に対する筋肉の反射を使った簡単なテストで測定できます。自分で意念を高い数値にもっていく訓練法もあります。それは、高いレベルの人や物、音楽や活動に触れたり参加することです。憎しみ、怒り、嫉妬、利己主義などの行動は数値を下げ、病気の原因となりますが、自分の意識や行動が利他的となれば、病気を寄せ付けないエネルギーを保つことができます。

さらに、高いレベルを目指すと、思いやり、慈悲、優しさ、寛容などの行動は数値を400、500に高められる可能性があります。「愛」(500)は心身の健康を保つ最良の薬です。愛の力は病気を治す最良の医者です。

全人口のうち、500以上のエネルギーレベルをもつ人は4%、700以上は地球に3人しかおらず、1000になるとキリストのレベルという、ホーキンズ博士の研究でした。

*邦題は、デヴィッド・R・ホーキンズ著
「パワーか、フォースか」ナチュラルスピリット、2018年
2023-11-02