陶氏診療院

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ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.14 食品の鮮度事情
高陽社の月間コーヨーライフ2021年五月号に、「ドクター陶の健康コラム・新連載」。内容を紹介します

食品の鮮度事情

私の北海道の自宅には両親のための部屋がありますが、新型コロナウイルス流行のせいで1年以上誰も部屋に入っていませんでした。先日その部屋で探し物をしていたら、袋に入った状態の生菓子を見つけました。賞味期限は2018年8月20日です。見た目は新品同様、常温で放置されたこのお菓子が、いつまで食べられるかに興味が湧きました。

インターネットでも明確な答えは見つかりませんでしたので、自分で試すしかないです。(この冊子の「コンプライアンス講座」にもある通り、賞味期限を過ぎたものを食べるのはお勧め出来ませんので、真似はしないでください)。

恐る恐る開封して、匂いを嗅ぐと、新鮮な生菓子の香りそのままでした。割っても、中身に変色や異臭など異常はありません。私は勇気を出して、食べてみました。特に違和感もなく、もし賞味期限を見なかったら、買ったばかりだと勘違いすることでしょう。

2年半以上経過しているのに、カビもない、腐敗もしていない、変色や味の変化もない。これは生産時の品質管理が良いからなのでしょうか?食品として体に入ったあとは?気になります。体にとって、本当に良いものなのでしょうか?

以前、数年間置いても変わらなかったハンバーガーの画像を見たことがあります。市販のおにぎりが外見も変わらず床下から出てきた記事も読みました。いまの食品事情は、どうなっているのか。妙な不安が生まれました。

生命力がある食材、身土不二、一物全体、陰陽調和、添加物を避けること。日々診療院で行っている指導を改めて大切なことと感じました。

そういえば最近、患者さんから筍をいただいたので、先端の部分を刺身にし、鶏と一緒に煮物も作ってみました。子供たちにも好評で、旬の食材のおいしさを活かした料理ができ、うれしかったです。

DENBAフレッシュでも食材の鮮度保持ができます。新鮮な食材の生命力をいただくことは、本当に大切なことだと思います。
2021-05-02