陶氏診療院

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黄帝内経の「気可令和」と「令和」年号
カテゴリー 日本
五月からの日本の新年号を発表されました。今まで、中国の古典から選出された年号の漢字組み合わせですけど、今回の出典は日本の季語の入った古典「万葉集」(710~794)と政府公表しました。(新たな元号「令和」について、出典は日本の「万葉集」で、大伴旅人の梅の花の歌の序文から引用したことを明らかにした。「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」という一節から取られたもの。日本の古典が元号の出典になるのは今回が初めてのこと。NHK放送より)

研究や科学の視点から見ると、言葉の出典と言ったら、最古の資料からしないと、説得力がないでしょう。「令和」の言葉は、中国医学の古典「黄帝内経」(紀元前202~8年)*の中にありました。または、東漢文学者・科学者張衡(78~139年)の代表作「帰田賦」に「仲春令月、時和気清」の表現がありました。(万葉集の解釈中でも、「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」は張衡の「帰田賦」からと書いていました。

しかし、日本では、漢字の新し組み合わせの創作は近代日本語、中国語にも大量に存在します。国家、政府、組織、組合、団体、軍隊、衆議院、参議院、社会主義、資本主義、封建主義、科学、数学、物理学・・・。今回の万葉集から漢字の組み合わせは、たまたま中国の古典の漢字の組み合わせに一致して、気持ちの一致は偶然か、それとも不透明の選出方法で、学者資料の調べが不十分か、良く分からないです。

*《黄帝内经.灵枢 .终始篇第九》:「凡刺之道,毕于终始,明知终始,五脏为纪,阴阳定矣。阴者主脏,阳者主腑,阳受气于四末,阴受气于五脏,故泻者迎之,补者随之,知迎知随,气可令和,和气之方,必通阴阳。五脏为阴,六腑为阳,传之后世,以血为盟。敬之者昌,慢之者亡。无道行私,必得天殃。」
2019-04-04