陶氏診療院

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期待できるものと期待できないもの
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新型コロナウイルス流行が収束するのは、ワクチンは期待できるものか?期待できないものか?

今まで、人類は感染症を予防の対策の一つは、予防ワクチンでした。ウイルスの病原菌に対して、ワクチンはDNAとRNA二種類があります。DNAウイルスの方がRNAウイルスよりも自らの遺伝情報をたくさん持ちやすい傾向にあります。RNAポリメラーゼはDNAポリメラーゼよりも校正能が低いことからRNAウイルスは変異しやすいとされますが、変異しにくいRNAウイルスも存在します。

COVID-19はインフルエンザと同じコロナウイルスですけど、分類にすると、「1本鎖RNAウイルス[プラス鎖]、ゲノム本体そのものがmRNAとして働き、ウイルス蛋白質を作り出す。細胞質内で自らが持つRNA依存性RNAポリメラーゼで複製する。」同じ種類のはエンテロウイルス、風疹ウイルス、日本脳炎ウイルス、デング熱ウイルス、C型肝炎ウイルス、ノロウイルスもあります。

インフルエンザウイルスは、変異が多いから、ワクチンは50-60%有効率と言われ、分類する「1本鎖RNAウイルス[マイナス鎖]、まず本体であるゲノムRNAを鋳型にmRNAを作り、このmRNAからウイルス蛋白質を作る。多くの場合、細胞質で複製を行う。」同じタイプのは麻疹ウイルスのワクチンは95%有効率と言われました。

今回の新型コロナウイルス(COVID-19)、11月ロイターによると、米製薬大手ファイザーは18日、「独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<BNTX.O><22UAy.F>と共同開発する新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)で95%の有効率が確認されたとする最終結果を発表した。」

一般、ワクチンの認可は最低二年間をかかります。二年間の副作用も観察するのは必要です。しかし、今回ファイザーは、新型コロナウイルスワクチン治験者4万3000人、結果良好で、米FDA緊急使用申請しました。二年後は副作用は出るのも十分可能性があります。

エーズとサーズの遺伝子がはいているCOVID-19、ワクチンをして、エーズの抗体検査が陽性の報告もあり(オーストラリア)、緊急とも言え、短い臨床観察結果しかない、緊急性ない方は、新型コロナウイルスワクチン予防注射は勧めできないでしょう。
2020-12-16