陶氏診療院

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野菜の美味しい匂いがなくなる事の裏側
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なぜ、今の野菜や果実などの、形、色、清潔度が奇麗なまま、食べると肝腎な味がなくなります。あるデータを見ると、その裏側に納得しました。

「文部科学省が発表している食品成分分析調査によると、驚くべき栄養成分の減少が明かにされました
表からわかるように、ビタミンC,ビタミンA、鉄分の昭和26年から平成14年の50年間の変化は、著しいものがあります。みかんのビタミンCは、昭和26年には2000mg/100gだったものが、平成14年調査では32mg/100gと94%も減少しています。

同じような栄養成分の減少が、りんご、ほうれん草、人参、トマトでも明らかです。僅か50年で日本の農産物の栄養成分は、ほぼ80~90%減少してしまったのです。

文部科学省は明らかにしていませんが、栄養成分の減少に伴い土壌の亜硝酸態窒素と野菜・果実の硝酸態窒素も驚くべき高い値になっています。

窒素肥料の過剰施肥によるものです。硝酸態窒素は血液毒でもあり、発がん性もあります。昔、母が畑で作った人参、トマトは独特の匂いと味がして、丸かじりでおやつとして食べたものです。現在のものは、匂いも味もほとんどないように思います。栄養成分の減少は、これら野菜・果実に限らず他の食材にも当てはまるのではないでしょうか。50年間に何が起きたのか、50年の間に(また現在も進行しているでしょうが)何が日本の農作物の質を落として行ったのでしょうか。

一番に考えられるのは、化学肥料の大量、長期施肥によって土壌がやせ細ってきていることです。農薬散布も関係しているかもしれません。さらに、日本の素晴らしい四季、自然に逆らったビニールハウス栽培も大きく栄養価を下げてしまっていることは確かです。形は良いが栄養価は全く無いに等しくなってしまいました。」(M&K LABORATORIES HPより)

食品の安心・安全に加えて重要な要素は味です、その味を裏付けるのは食品の栄養成分です。あなたの食品選び、精製、発酵やエキスなどの言葉を惑わされていますか?選ぶ時、何を重視しますか?
2020-05-30