陶氏診療院

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患者さんからのプレゼント(すい臓がん術後・転移肝臓癌)
カテゴリー 陶氏療法
末期がん患者が三週間診療して、地元の鹿児島へ戻る前日の診療で、素敵なプレゼントをいただきました。
一つはお姉さんの庭から取った完熟したブドウです。私と従業員二人に、素敵な篭に入れて、ブドウの葉っぱも敷いて、採れ立てのブドウをたっぷり頂きました。見るだけでも、食べたくなる美味しさに感動しました。食べると、とても甘くて、皮はもちろん食べれるけど、種も噛んで食べれました。美味しかったです。

もう一つのプレゼントは妹の患者からです。三週間で、なんと筋肉量5.4㎏も増えました。最高のプレゼントでした。患者自身も癌を乗り越えるお土産になるでしょう。

余命半年と宣告され、真っ暗の人生時、お姉さんと相談し、翌日鹿児島から札幌に来て、中国医学の診療を受けました。持ってきた薬を全部やめて、中国医学の指導を受けて、お姉さんの付き添いで、毎日診療院に通いました。その結果、たった三週間で少し元気になり、患者の娘も送った写真を見て、安心しました。

骨格筋は免疫力とかなり深い関係をしていることは、腫瘍免疫学にはこう説明しました。筋肉はグルタミンの貯蔵庫です。グルタミンはリンパ球のエネルギー源と腸上皮のエネルギー源です。NHKためしてガッテンの実験で、グルタミンがあるとないとで、リンパ球の増え方が全く違います。グルタミンがある時、リンパ球が勢いで増殖します。末期がんの悪液質(サルコペニア)は主に骨格筋を減少し、グルタミンがあるの減少で、リンパ球の減少により、免疫力の低下、がんの増加と肺炎を引き起こすなど炎症も増え、末期がん患者のQOL(生活の質)が下がります。

素晴らしいのプレゼントをいただき、今までの協力に大変ご褒美をもらう気持ちで、大変うれしかったです。
2019-10-09