陶氏診療院

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疫病から見る東西文化の違い
カテゴリー その他
今回の新型コロナウイルス肺炎の疫病の流行は、前半はアジア諸国で、東南アジア中心する国々に、大変な災害が起こりました。後半は欧米西洋文化圏を中心として、もっと大変な災害が起こりました。

4月8日現在、中国武漢の疫病爆発から三か月余りで感染者は120万人をこえ、死者も8万人超え、勢いはまだとまらないほど、人類の歴史に残る大事件になることは間違いないです。

前半のアジア文化圏の流行は、なんとなく、感染者は10万代に抑え、特に中国の武漢も都市閉鎖を解放したところ、なんと後半の西洋文化圏は10倍以上の感染が広がる勢いで、今までのアジアで起こった疫病と違う病気のような爆発をして、世界に健康・経済・政治・文化・スポーツなどの交流は、二年以上停滞するでしょう。

なぜ、後半に当たる西洋文化圏の疫病流行が、より深刻な状況になったのか、東西文化の違いから、いくつか視点が見えてくるでしょう。

第一は東洋文科圏には、儒教の思想が強くて、国レベルの災難が起こると、強いリーダーの指示に、みんな団結して、運命共同体のように、共同作用で、困難を乗り越えます。人類の歴史の中、東洋地方の智人(ホモ・サピエンス)が集団行動で西洋地方の強いネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)が勝ち残り、現代の人類文明を作り上げ、しかし、西洋人の遺伝子にも、ネアンデルタール人の遺伝子が多く残っているから、いろいろな文化の差が出るでしょう。

儒教は人を大事にして、命を最優先と考え、すべてをなくしても、命さえ残れば未来があるとの考えが強いでしょう。東洋系の国々の疫病政策は、人の健康を優先に考え、感染症に対して、経済を一時打撃しても、個人予防と集団閉鎖を両立して、短時間で最小限に被害を抑えるでしょう。

自由と民主を優先する西洋文化、一人英雄に憧れ、団結より、個人主義になりやすいです。感染症の個人予防、集団閉鎖は苦手で、今回の疫病の被害も大きくなる要因ではないでしょうか。

第二は人種優越感にあるでしょう。白人中心する西洋人は、黄色などの人種に、レベル低いと固定概念があり、今まで武力で優位な近代歴史を背景して、精神文明レベル高い東南アジアの深い歴史を理解していないところで、感染症は先進国である西洋には流行しない誤解が生じで、二か月のアジアの疫病流行を、対岸の火事と見て、大変な予防期間をロスして、油断は禁物の通りになりました。

第三は生活習慣でしょう。普段の挨拶は抱擁やほっぺの接触、咳やくしゃみ時のマスクするのもしないから、感染症に対して、不衛生にになりました。特に集団活動(スポーツと鑑賞)をやめないことから、大事な隔離をできなくなりました。

文化の差で広がった感染症、とても残念で、今回の疫病を乗り越えたら、反省してほしいです。
2020-04-09