陶氏診療院

アクセスカウンター


▼生活の知恵バックナンバー
過去ブログはこちらから
がん細胞と抗がん剤
カテゴリー 生活の知恵
NHKの番組『超・進化論 第3集 すべては微生物から始まった~見えないスーパーパワー~』に、微生物とガン治療の話題があり、一つのがん細胞が増殖する時に特徴が明らかになりました。

がん細胞は、普通の細胞と徹底的に違うのは、無制限の増殖、特に、増殖する時に、中心部は血管がないから、血管を通じて運ぶ抗がん剤は、がん発生中心に至れないです。抗がん剤が届いた、がん組織の部分も、がんが発生した発生元ではないです。そのために、抗がん剤のがん治療法は、実験室中の成果には臨床で得られないことは、当然でしょう。

番組の中で、酸素嫌いの微生物、土にある「クロストリジウム」を逆手に利用して、血液中に送っても、酸素がたくさんある環境で、細菌は増殖しないで、血管がないがん細胞表面にたどり着くと、血管の中に、まだ入っていない、がん細胞の脂肪を分解して、エネルギーになっています。脂肪分解酵素を出して、がん細胞を退治できることが分かり、臨床実験でもその効果も確認され、西洋医学としては、新しい抗ガン治療が見つかったらしいです。

素晴らしい治療法と言ってもいいけど、しかし、よくよく考えると、がん細胞が出てから対応は、遅くないですか?がんが発生する患者さんをよく研究して、そのがんが発生する一人一人の原因は違うけど、個人的な原因を探すのは第一ではないですか?発がん原因を退治する対因療法を第一優先に考えるべきでしょう。どうしても分からなかったら、対症治療してもいいけど、どんな病気でも、原因究明に力を先に入れてほしいです。新しい治療法を聞くたびに、西洋医学の研究は、予防、原因追求より、治療や対症療法のお金になることに熱心で、違和感がありました。

ノーベル賞平和賞を受賞したマザー・テレサ も、戦争反対運動は参加しない、平和することに参加します。反戦は同じように見えるけど、対症療法と対因療法の違うことは、分かるでしょう。医者は病気を治すだけではなく、二度と病気を発生しない努力をしないと、今の世の中の病気は増え続けるでしょう。何とか病気発生しない新しい健康予防法を聞きたいなあ。
2023-01-17