陶氏診療院

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万事倶に備われどただ感染を欠く(漢方の試すチャンス)
カテゴリー 中国医学
万事倶(とも)に備(そな)われど、ただ東風を欠(か)くの諺*が聞いたことがあるでしょう。今回はこの諺で、少し弄って、中国の新型コロナ感染症の対策変化により、国民の準備態勢を今のタイトルに表現なります。

新型コロナ感染症は三年経ち、オミクロン変異株のほぼ一年で、大きな変異株が出ないところ、毒性も下がり、やっと中国政府から、ゼロコロナ政策を解放して、各地から様々な反応が出ました。

まず国民は、陰性証明を持って、外出が慣れたなのに、検査しないことは慣れないです。万が一、「陽性」になり、隔離すると、今まで「正常な生活」がまた乱れて、困ります。特に老人がいる家庭には、敏感でした。

次は、いつか自分が感染する事を想定して、様々な漢方、解熱剤、咳き止め薬、風邪薬などを購入して、万事倶に備われました。ただ感染の到来を待っています。

海外の情報、特に北朝鮮の経験や、または香港、台湾、日本、韓国、ベトナムなどの感染経験を参考しながら、感染者が出ても、自己責任の対応で、乗り越える事を予測して、中国政府は新型コロナ感染症三年目の節に、大胆な政策転換の舵を切りました。個人から見ると、いいタイミングでした。普通のインフルエンザのようになった新型コロナ感染症、普通の態勢で十分です。過剰な反応や、余計な政治経済判断もいらないでしょう。新型コロナ感染症は早く世界に落ち着くことを祈って、今回の中国政府の決断を見守ります。

病院行かなくて、自分で漢方で乗り越えれば、漢方の実用性の確認は最大のチャンスでしょう。

*「欲破曹公、宜用火攻。万事倶備、只欠東風。曹公(=曹操)を破(やぶ)らんと欲せば、宜(よろ)しく火攻(ひぜ)めを用うべし。万事 倶(とも)に備(そな)われど、ただ東風を欠(か)く。『三国演義』「赤壁の戦い」より。
2022-12-12