陶氏診療院

アクセスカウンター


▼中国医学バックナンバー
過去ブログはこちらから
問題の陰陽
カテゴリー 中国医学
問題を解決する上手な人は、賢いと思います。それを判断して、会社の人の評価も違います。しかし、問題解決することは、問題の陰の一面です。

問題のもう一つ見えない「陽面」です。それは問題の発生するところです。原因が分かれば、問題が発生しないようにできます。それは問題を解決するより、もっと賢いでしょう。問題の陰と陽の両面で、どっちが大事かと言ったら、後手の問題を解決の「陰」より、問題の原因を見つけ、問題を発生しないの「陽」が先手でしょう。

それは毎日、診療を受けていることです。様々な病気、いろいろな患者さん、違った症状と病気を解決するために、診療院に来ます。ただ、問題解決するだけなら、普通の診療になります。私が望んでいる診療は、中国医学の未病治療です。現在の症状を改善するだけではなく、今度も症状が発生しないを目標として、診療を続けています。

現実では、目の前の症状だけで解決すればいいと思う患者さんが多いです。しかし、症状だけを解消するのは対症療法で、西洋医学のやり方です。西洋医学が解決できないから、私の所に来たわけで、症状だけ対応することは、私のすることではないと思って、治未病の事をしっかり患者さんに説明して、指導する毎日です。

しかし、それを理解できない方も、どうしてもいます。理解しない、指導の内容を実践しない、良くならないことも、当然です。それは健康に対しての理解の違い、またはタイミングに合っていないから、残念ながら、最高の健康効果が出ないから、流すしかないです。

普通の教育を受けた人は、病気になるのは普通、なったら病院へ行き、病院は病状を消すを目標し、病気の原因や明日からの未病を治すことは、資本主義で生まれた西洋医学では考えられないです。「パレートの法則」*を考えると、理解しない方が八割になっても、仕方がないです。

あなたは、問題が出たら、陰陽の解決法で、どっちを選びますか?

*「パレートの法則」:19世紀にイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが、さまざまな国や時期の国民所得配分について調査したところ、「人口の20%が、富の80%を所有している」ことを発見したことに由来する法則です。いわゆるこれが、ビジネスの世界で有名な「パレートの法則」です。別名「20%対80%の法則または80対20の法則」、「ばらつきの法則」などと呼ばれています。
2022-12-05