陶氏診療院

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音薬
カテゴリー 中国医学
2020年中医薬主題スタート&海外華僑華人中医薬大会が北京で開催、全世界でネットで放送しました。大会の基調講演は中国の一級国家作曲家卞留念先生の「音楽と健康」でした。

古代中国医学では、音楽の「楽」は医療後の「楽」と同じ意味で、治療する「薬」も「楽」から「草」を入れて、生まれた漢字と卞留念先生から紹介されました。
陰陽五行に、五声があり、「五声(ごせい)は、中国の音楽で使われる階名。五音(ごいん)ともいう。宮(きゅう)、商(しょう)、 角(かく)、 徴(ち)、 羽(う)の五つ。音の高低によって並べると、五音音階ができる。西洋音楽の階名で、宮をドとすると、商はレ、角はミ、徴はソ、羽はラに相当する。後に変宮(宮の低半音)と変徴(徴の低半音)が加えられ、七声または七音となった。変宮と変徴はシとファ#に相当する。宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮で、七音音階を形成する。これは教会旋法のリディア旋法の音階に等しい。すなわち宮をファとすると宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮はファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミに相当する。」(Wikipediaより)

宮、商、 角、 徴、 羽はそれぞれ五行の木、火、土、金、水と対応、五臓六腑の肝・胆、心・小腸、肺・大腸、腎・膀胱と対応で、それを音楽に利用すると、身体の五臓六腑のバランスを整え、健康維持にも有効で、人間だけではなく、動物にも通用できる音楽を治療にすると、「音薬」が生まれました。卞留念先生から、「音薬方舟」治療ボックスをつくり、様々な研究と治療を行い、中国医学の新しい医療の世界を紹介しました。
2020-09-07