陶氏診療院

アクセスカウンター


▼中国医学バックナンバー
過去ブログはこちらから
四次元の中国医学と三次元の西洋医学
カテゴリー 中国医学
西洋医学と中国医学の違いは何ですか?医療に従事している30年を超えて、いつもその話題が熱弁になります。

長い臨床経験をすると、西洋医学と中国医学の違いははっきり分かります。一言で言うなら、次元の違いです。

点は一次元、線や面が二次元という、立体の画像は三次元です。西洋医学では三次元のことを研究しております。しかし、中国医学は、三次元の身体を時間軸を入れて、四次元の世界で、健康と病気のことを理解しています。

高い次元のものを影になると、次の次元になります。三次元の立体画像に光を当てると、平面の影が残ります。平面画像を影にすると線や点になります。西洋医学の検査も良く写真を撮ります。以前のレントゲン写真はみんな二次元の画像で、レベルを下げて、身体を見ると、真の情報が捕まらない時があります。今は立体の画像を作るけど、時間が止まった画像で、生きている身体の現状に距離があります。

四次元の中国医学と三次元の西洋医学、考え方と対症方法も違て来ます。

単純に普通の風邪を見てみましょう。

熱があり、くしゃみや鼻水でる風邪をひいた時、中国医学の考えは、風邪発症する前は健康のまま、一週間二週間後も健康に戻ります。今の風邪の症状は一時の現状で、身体の反応を見てみましょう。「寒気」を受けて、風邪症状が出ました。身体的には「寒気」を追い払うため、寒気をして、筋肉から熱を作ります。発熱、くしゃみや鼻水により、身体に入った寒気を徐々に出して、寒気を出し切った時は風邪は完治します。そのため、中国医学では、「寒気」を出しやすいことを考え、生姜湯を飲んで、夜中の発汗促進して、寒気を汗とともに流れたら、風邪の原因を解除とともに、症状も自然に消えて行きます。

しかし西洋医学では、正常と違う症状:熱、くしゃみや鼻水を正常に戻るため、解熱剤、くしゃみや鼻水を止まる薬を投薬して、症状が抑えたけど、寒気が出れなくなりました。結果的に寒気の追い出す身体の自然治癒力を邪魔して、風邪治す過程を長引きします。運が悪くなると、感染症を合併して、死の危険性も上がります。

風邪からがんまで、西洋医学と中国医学の違いは次元の違いだから、ぜひ勉強をしてください。
2017-02-23